
長命草(サクナ・ボタンボウフウ)は海岸の断崖や沖縄県特有の珊瑚石灰岩でできた岩場など、厳しい自然条件の中で自生する常緑多年草で、濃い肉厚の緑の葉を繁茂させます。沖縄県内の野菜の中でも生命力に優れた植物の一つです。
葉がボタンに似ていることから、和名をボタンボウフウといい、根を薬用人参にしていた時代もありました。
沖縄では「1株食べると1日長生きする」として長命草(チョーミーグサ)と呼び、古くから煎じて飲んだり、食材、野菜として活用されてきました。独特の苦味と香りが肉や魚などの臭みを消したり毒消しの効果もあり、山羊汁や刺身のつま等にも利用されています。
長命草には一般的に栄養価が高い「ホウレンソウ」を上回るビタミンA,B2,C,E・カロチンが含まれることが分かっています。
※「琉球新報」 長命草についての新聞記事(2005年9月29日)

沖縄県は温暖な気候や暮らしやすい環境、沖縄独特の伝統的な食文化などから、「長寿の島」として広く注目されています。
沖縄では昔から食べ物を「ぬちぐすい」と言い、医食同源の考えがあります。
沖縄の伝統的な食文化は長寿の源として代々受け継がれ、近年栄養学的に高く評価されるようになり、研究により栄養成分等が科学的に実証されてきました。