月桃とは?

沖縄では「サンニン」

月桃の花月桃(げっとう)は沖縄では「サンニン」とよばれ昔から親しまれています。

初夏には写真のように、つぼみが桃のようでとってもかわいらしい白い花が咲くことから「月桃」とよばれるようになりました。

ショウガ科ハナミョウガ属の亜熱帯植物で(学術名:アルピニア スペシオサ)沖縄をはじめ台湾、東南アジアなどに分布しています。

多年草で高さは2.5~3mにもなります。

カーサームーチーの習慣

カーサームーチー沖縄では古くから旧暦12月8日にムーチー(餅)を月桃の葉で包み蒸して、家族の健康や子供の成長を願って食べるという伝統行事があります。

防虫、抗菌、防臭に優れた月桃

お餅を包んで軒下に一年吊るしていてもカビが発生しないといわれるほど、月桃には殺菌・防虫・防カビ効果が強く、餅の保存剤としても最適でした。また漢方薬として健胃、整腸薬にも利用されてきています。

健康・美容業界で注目の月桃

月桃の実現在沖縄では、この優れた特性をもつ月桃を貴重な植物資源として注目し、様々な製品開発が進められています。

琉球大学の研究によると、医薬品になりえそうな成分もあるといわれています。また、最近では 温暖化の原因となる二酸化炭素を多く吸収する植物として月桃が環境省のイベントのシンボルとして選ばれ、環境面でも話題になりました。

月桃は体にも地球にも優しい植物なのです。

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